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旅する電子マガジン「住んでみた③」ノルウェー 6月編
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【住んでみたとは?】
世界有数の経済大国である日本。世界1の長寿国である日本。世界に誇る豊かな食文化を持つ日本。クールでポップな若者のカルチャーがある日本。清潔でトイレが世界1進化している日本。しかし、世界の幸福度ランキングで日本のランキングは芳しくありません。
2010年に米国の世論調査会社・ギャラップ社が発表した世界幸福度調査「Gallup Global Wellbeing」によると、日本で現在「繁栄している・Thriving」と答えた割合は19%、「繁栄しようともがいている・ Struggling」と答えた割合は69%、「苦しんでいる・Suffering」と答えた割合は12%となっています。
日本は世界1の経済大国であるアメリカを超えることはできませんので、世界2位。中国に抜かされた後は3位という現状は、可能なレベル で最高の結果を出していると言えるでしょう。しかし、そんな経済大国の恩恵を受けているはずの私たちの19%しか「繁栄している」と答えていないこの現状 は「何かが変だ」と言わざるをえません。
2:8の法則で考えると、「繁栄している」が約2割、その他が8割という事で説明が出来てしまいます。そして、「1億総中流」という言 い方で考えると、約2割が上流階級。約7割が中流階級、最後の1割が下流階級と収まりが付いてしまいますが、世界第3位の経済大国で「繁栄している」と答 える人が19%しかいないという点は、私にはどうも納得が行きません。世界第3位の経済大国なのですから、幸福度ランキングでも世界第3位であって欲しい と考えてしまいます。
ご存知の通り、日本の経済は右肩下がりの時代に突入しています。しかし私たち日本人はいまだに「経済大国」というポジションにしがみつこうとしています。企業は売上だ、利益だと言って、人々は日々ペースを上げて働いています。
私たちはこの状況を続けるべきなのでしょうか?
「住んでみた」は、「世界第3位の経済大国である日本が何故世界の幸福度ランキングで落ち込んでしまうのか?」を検証する為に、ランキングの上位国に実際に住んでみて、何が優れているのかを学び、日本の皆様にフィードバックしようという試みです。
経済大国・日本のこれからのあるべき姿を探る旅に、一緒に出かけましょう!
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